1月9日に開幕を迎える2015年アジアカップ。Qolyはこの大会に向けて各国の注目選手を映像とともにご紹介していこうと思います。
第2回目は韓国から。ソン・フンミンやキ・ソンヨンがメジャーですが、そこはあえて外して、ウリ・シュティーリケ監督がよく起用しているナム・テヒを取り上げます。
ナム・テヒ
1991年7月3日生まれ 23歳
高校を中退し、大韓サッカー連盟の留学プロジェクトでイングランドに渡った小柄なアタッカー。レディングの下部組織を経験し、2009年にフランスのヴァランシエンヌへ移籍。18歳でリーグアンにデビューし、韓国サッカー史上最年少で欧州リーグ1部に出場した選手となった。
フランスではそこそこ重用されながらもチームがあまり強くなかったため、ボランチやら、ウイングやら、はたまた2トップの一角やらポジションが固まらず、それほど活躍はできなかった。
出場機会が乏しくなった2011年に、『また欧州に戻るチャンスは来る』と話してカタールの新興クラブであったレフウィヤに移籍。初年度からレギュラーとして圧倒的な存在感を見せ、強力な攻撃陣の一角を形成。カタールの市民権をとっていない外国人では最も長く同クラブに所属している。
非常に才能を評価されてきた選手であるが、カタールに移籍したために知名度としては劣っている。しかし、韓国の攻撃陣の中では最もフレキシブルな選手だ。自らドリブルで切り裂ける突破力、決定的なパスを出すセンス、そしてカタールリーグとはいえ2試合1点のペースを続けられる得点力。攻撃的な位置ならどこでも起用でき、チームの質を一段向上させられる。
これまではそれほど韓国代表で重用されてきたとはいいがたい存在だが、ウリ・シュティーリケ新監督の下では非常に重要な存在となりそう。アジアカップでも才能を見せつけてくれるはずだ。
2ページ目は動画!